ブログトップ

-斬zanroku録- since 2005.10.3

zanpas.exblog.jp

2006年 03月 01日 ( 1 )

イベントの感想。(小説ふうみ)

彼は寡黙な人だった。
そんな一人の男のことを覚えてるものもほとんどいなくなった。
e0090007_2241167.jpg



・・・
ひとしきり降った雨は、土のにおいを地面ににじませながらも、空気をすがすがしくさせる。
そして、ときおり吹くほのかに暖かい風が、わずかに残った土のにおいを舞い上がらせながら、春が近づいていることを知らせていた。

国の栄枯盛衰も、何千年と繰り返されてきた季節のうつりかわりだけは、干渉できず、
人々の喜怒哀楽もまた、その歴史と比べれば、極めてはかない限春のうたかたの夢。


ケントの城下町には、もはや昔のような活気はない。


けれども彼はこの町が好きだった、
ひっきりなしに訪れる冒険者、不安と期待を胸に西へ行く人、東へ行く人。
わずかなアデナと、小さな決心。心強い相棒の犬と、暖かい仲間たち。

冒険の初心者が集うこの町で、過ぎ行く時間、行き交う人。

今となっては「彼」としかおもいだせない、はじめてできたWIZの友人。
ちゃっとが苦手だったらしく、短い言葉と、簡単な顔文字が、彼とのやりとりの全てだった。
でも、そんな彼との狩りは、いつもとてもわくわくして、本当にリネを好きになるきっかけを
くれた。家の都合で、突然来れなくなってしまった時は、ほんとさびしかった。




騎士の自分には、今回ほとんど役にたたなかったチョコだけど、
メイの気持ちは、自分にもうひとつの気持ちを思い出させてくれた。




ずっと変わらない、大切な場所と存在があったことを。
e0090007_23618.jpg

[PR]
by zanpas | 2006-03-01 02:41