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-斬zanroku録- since 2005.10.3

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近況。

こんにちわ^^

家に帰ってもすっかり疲れちゃってて、帰宅ー風呂ー就寝のリズムがほぼ固定化しちゃってます。なので、たまにこうして次のことを気にせずにPCに向かえる日は、とってもうれしいです。


それにしても、最近よく思うのは、時間についてです。
クラスの子にも言ってるけど、時間ってつまんない時は意識しちゃって、楽しい時ほど意識できずにあっという間に過ぎていく、だからきっとこうしてブログを書いているときは、70%の不満や疲れと、30%くらいの充実感を感じながらPCに向かってるのかもしれないですね。


ぼくは、もどりたいと思う場所や思い出はたくさんあるけど、
こうして積み重ねてきた時間があるからこその「今」であって、
実際にタイムマシンで戻ったところで、きっと失うもののほうがずっとたくさんあって、
結局のところ、あーやっぱり「今」が一番いいやって、いっつもなってます。


ぼくには、本当の意味で誰かを笑顔にする力があるとは思えないけど、たくさんの時間を過ごしてきた中で、今までの経験で、相手の笑顔の意味を考えられる人間にはなれてきてる気がします。


だから、4月からやっとの思いでなれた教員生活も、すごくすごく毎日が不安だらけで、
絶対に思うはずのなかったような、辞めたい、という気持ちもしょっちゅうでてきたりしまっているけど、


流れていく時間の中で、こども一人一人の笑顔の意味は考え続けられる先生でいたい。

それで、願えることなら、このクラスの子のうち数人でも、大人になったときに、「あーいい先生だったかも」って振り返ってもらえたらうれしいな。



時間の流れ、笑顔の意味、そして心と心が触れ合う瞬間瞬間を感じられるこの仕事、
奥が深いみたいです。


さぁー、来週からもがんばるぞー><b
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by zanpas | 2006-05-20 02:48

ちょっと。

前に、なんとなく書いた小説のクライマックスだけを、
UPしてみました。

タイトルは

「手」 と てがみ 

です。

よかったら冷やかしながらみてやってくださいw


あ、ただ真昼間とか、読まないでくださいorz

夜、てけとーに好きな曲聴きながら読んで貰えるとありがたいっすorz

んじゃそういうことで^w^ノ
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by zanpas | 2006-05-04 03:00

「手」 

雪が止まない。

君の好きだった雪が。


ぼくは、ずっと前から君を知っていた

君も同じように、ぼくを知っていた



日々はようやく

深々と降り続く雪のように

重なりはじめていて


「ねぇ


「ん?


「明日も雪かなぁ


「どうかな。リカナは、雪が降ってる方がいい?


「うん。

鈴が、遠くで小さく・・・リン・・・となったような気がした。
部屋は暖房がきいてあたたかった。

「だってさ、マモルがぶるぶる震えながら、この部屋に駆け込んでくる姿、面白いんだもん

「ったく、もう・・・。

笑いながら、両手をひざに添えるしぐさをしながら

「うそうそ、感謝してますよー。いっつも一人だし、暇つぶしになるもん・・・あ

楽しそうに言う。

「全然、フォローになってないし。


「でも、今度マモルが来たときには、いなかったりして。


「・・・


「もー、そこはなんかつっこむところでしょー。ノリわるーい。


「なぁ、リカナ おれもさ、この窓から見える風景嫌いじゃないよ

「・・・うん。

「だけどさ、おれは、リカナをもっといろんなところに連れていきたい。今までずっと
 一人にしてきた分ね。
 
「・・・

「見たことない所に行って、一緒にうまいもんくったり、いろんな事してみたい。
 ほら、例えばさ、タイでマッサージ三昧したり、ベトナムでいろんな料理食べたり・・・

「それは、わたしだって
「違う

「だからリカナがね、この部屋にいなくなるときは、その時は、一緒にどこかに行く時なんだ。うん、そう決めてあるの。

「クサイなぁーもー それに、病み上がりじゃどっちにしろ、、、


「リカナ、おれは、リカナなじゃないから、治療のこととか、その苦痛のこととか、
 全然わかってないかもしれない。

「・・・


「だけどさ、友達として知り合ってからの3年間も、彼氏として過ごしてきた3年間も、んでもって日本に戻ってきたこれからも、ずっとずっと、たくさんたくさんリカナのこと知っていきたいし、おれのことも知っていってほしい。・・・あれ、おかしいな、おれ、なにがいいたかったんだよ・・・くそ・・

「ばかー 病人をもらい泣きさせてどーすんのさー もー 普通逆だぞーぎゃくー

「ご、ごめん・・・。


静かな時間が病室にコトコトと流れる。
そとの雪が聞こえてきそうだ。

 

「マモル、でも、今日はわたしもあなたに謝らなくちゃいけないことがあるんだ。


「え・・・?


「わたしね、闘うのやめにしたの。

「どういうこと??


「うーん。あきらめたとか、いやになったとか、そういう風に思って欲しくないんだけどね。ちゃんと聞いてくれる?

「うん・・・。

「いのちをさ。大事に使おうかなって思ったの。

困っている顔の自分がいる。
そして、その顔に気づきながらも毅然とした態度で、コトバを続けるリカナがいる。

「たくさん手術して、そのたんびに体中にたくさん、いろんな管がついてさ、
 手とか、こーんなに注射ばっかりで紫色になっちゃてるし、おしっこも自分で、できないからさ
 おしっこ袋、こうしてマモルの見えるとこにぶらさげてちゃいけないし。

「それにね、いろんな人が「ガンバッテ」って言うんだ。けっこー頑張ってるつもりなのにね。だか らさ、無理して命削って、闘うよりも、もっと自分らしく生きたい。そして、自分らしく死にたいの

「治る可能性、ゼロが何個かわからないくらいならんでる。でも、それよりも、今こうして生きてる 100%を大事にしたいの、していきたいの。

「リカナ、きっつい。言ってることわかりたいけど、すっごいきっつい・・・。


「ははは、マモルはオバカだからなー。言ってる事が難しかったのかなー


「バカバカいうなよっ!いっつもさ、そうやってバカにして、一人で考えて、一人で結論だしちゃう オレって一体何?




そこまで言って、ボクは強く後悔した。
リカナが小さく体を震わせながら、どこからそんなにあふれてくるのかわからない、
大粒の涙をポタポタと布団の上に流してた。そして、リカナのいのちを吸い取っているような何本もの点滴の管が、細くなった腕につづいていて、その腕の先にある手は強くぼくの手を握っていたのだ。


「マモル、大好きだよ。ほんとにほんとに、大好きだよ。


ぼくの左手にしがみつくように握られたその手に、ぼくも右手を伸ばし

そっと近づくと、リカナのしわしわの手と乾いたくちびるにそれぞれを重ねた。

そして抱きしめたリカナは、この世のなによりも、はかなく、暖かく思えた。






その翌々日、
残業に追われて、一人キリリと冷たさの響くオフィスにいたぼくに、
彼女の母親から電話があった。言葉のほとんどが、涙と鼻声でぐずぐずになっていて、
何をいっているか、わからなかった。

窓際からひんやりとした空気が流れている

雪はまだやんでいないらしい。






彼女の葬儀の日、
彼女の母親から、一通の手紙を渡された。

「これをあの子はずっと持っていたの。抗がん剤を打つ日には必ず、この手紙を見ながらなにかを自分に言い聞かせてた。」


「あの子は、きっと、あなたに伝えたい事がいっぱいあったのかもしれないけど、
 まだ、もっと、もう少しは、自分の命があると思っていたはずなの・・・」

「だけど、それを伝える前にいなくなってしまったわ。ただ、この手紙は、
 いつ書いたものかはわからないけど、あの子の気持ちであることには、
 変わらないはずなの。だから、あなたに渡します。


手紙を

ぼくは、そっとその場で開いた・・・
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by zanpas | 2006-05-04 02:58

てがみ。





守君へ

完全に消えてしまう記憶など存在しないって、本に書いてありました。

記憶は、透明度の高い泉のようなものに

沈んでは浮かび、浮かんでは沈むことを繰り返してるって。


でも、、どうか、どうかお願いです

沈みきってしまう、

その前に、あなたのそのたくさんの表情の記憶を

もう一度だけ、強く私に思い出させてください。


怒った顔も、泣いた顔も、悲しい顔も、微笑んだ顔も。


私が、つらいとき

あなたはいつも、「大丈夫だよ俺がいる!」といってくれました。

ありきたりのくさい言葉だったけど、

励ましたらいいのか、ただうなずいてればいいのか、

迷いながらもそうやって、一生懸命考えた後に、

勇気を振り絞るようにしてそういってくれたあなたの言葉は

何よりも、私に一番の勇気をくれました。


だけど

この踏みしめている大地も、

この見上げたところに広がっている大空も、

全部私と生きて共有しているあなたは、

飛行機で行けば、朝と昼の間の時間くらいで会うことができるのに

なんだか、もっと、ずっとずっと遠い所にいる人のようです。


あなたの事を考えていたら

今日はほんとに会いたくて会いたくて

そんな気持ちでいっぱいになって

心のそこから泣けてきました。


記憶が沈む前に

わたしを強く抱きしめて

いやというほど、

あなたのそのいろんな表情を

また、私にやきつけに、

会いにきてください


追伸

この手紙は、あなたには届けません。
あなたに気持ちを持っていかれてるみたいで、
かっこ悪くて、恥ずかしいから。

でも、いつかこの手紙を開くとき、
あなたと私が、お互いにすぐそばに、
手の届く距離にいたら、うれしいな。

守君、大好き。                              
心の中にいつもあなたがいるよ。
                         リカナ
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by zanpas | 2006-05-04 02:57